2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

本との付き合い方を考える――『思考のレッスン』を読んで(1)

今回のテーマは、ズバリ HOW TO MAKE GOOD FRIENDS WITH BOOKS(本といい友達になるには)です。 ここ一、二年の自分の関心は「知的生産」や「デザイン」にある。ネットが発展してきた現代では、人間にしかできないことがこれから価値を持つ。「人間にしかで…

梅田望夫×水村美苗の対談をヨムヨム(1)

『新潮 2009年1月号』(ひとかげ様の指摘によって、『文學界』ではないことが判明しました。)で梅田望夫と水村美苗の対談を読んでみたので、その感想を書いてみようと思う。現在、雑誌が手元にないため、ページ数がわからなくなっている部分はあとで、…

日本語が「亡びる」ってどういうこと?

現在、ウェブ上で議論を巻き起こしている水村美苗の『日本語が亡びるとき』について書いてみたい。 この本は、かなり批判を浴びている。仲俣さんのように、水村の物言いや彼女が現代文学に対して抱いている考えに反発する人たちがいることもよく理解できる。…

マイブームはラフカディオ・ハーン

最近、ラフカディオ・ハーンが東京大学で行った講義をまとめたLife and Literature(『人生と文学』)という本にハマっています。ラフカディオ・ハーン。またの名を小泉八雲。『怪談』などの作品を通じて、日本を海外に紹介した側面は広く知られているが、教…