銀河鉄道な夜

 「それをカムパネルラが忘れる筈もなかったのに、すぐにメールをしなかったのは、このごろぼくが、朝にも午後にも仕事がつらく、週末になってももうみんなともはきはき遊ばず、カムパネルラともあんまり物を云わないようになったので、カムパネルラがそれを知って気の毒がってわざとメールをしなかったのだ、そう考えるとたまらないほど、じぶんもカムパネルラもあわれなような気がするのでした。」

 「『ぜんたいあなた方は、どちらからおいでですか』
  ジョバンニは、すぐ返事しようと思いましたけれども、さあ、ぜんたいどこから来たのか、どうしても考えつきませんでした。カムパネルラも、顔を真っ赤にして何か思い出そうとしているのでした。
 『ああ、遠くからですね。』お客さんは、わかったというように雑作なくうなずきました。」 (以下、数時間空白)


 「するとどこかで、ふしぎな声が、金沢文庫金沢文庫と云う声がしたと思うといきなり眼の前が、ぱっと明るくなって、まるで億万の蛍烏賊の火を一ぺんに」(以下、略)

 「気がついてみると、さっきから、ごとごとごとごと、ジョバンニの乗っている赤い電車が走りつづけていたのでした。ほんとうにジョバンニは、夜の京浜急行の、大きな白色の電燈のならんだ車室に、窓から外を見ながら座っていたのです。ああ、上大岡駅を寝過ごしている、とジョバンニは気付いたのでした。」

 ※1 この文章には、剽窃の疑いがあります。
 ※2 ちゃんと休息が取れないと、疲弊して仕事の効率もあがりまへん。オフも荒みまっせ。
 ※3 金沢文庫から横浜・品川方面の電車がもうない場合は、タクシーを使用しましょう。
 ※4 カーリングの試合が、面白い!
 ※5『銀河鉄道の夜』は、現代に生きる会社員に向けて書かれた本として読んでみると面白いよー。